小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ =GIAN'S HAPPY BLOG=

小笠原諸島母島で暮らすジャイアンです。島暮らしで気付かされたこと、学んだことを綴っています。

46年前の反対決議~小笠原村議会が南鳥島に核廃棄物を海洋投棄に対して動いた記録

■今回、南鳥島核廃棄物の問題で、座談会や意見交換会で僕が初めて知った事実があります。
小笠原は少なくとも、今回を除いて過去2回は南鳥島における核廃棄物の申し入れがあり、その最初は僕が生まれる1年前、1980年(昭和55年)にありました。
 
小笠原村役場のホームページには1996年までしか村民だよりが載っていなくて、次に父島に行った時に当時の議事録を漁ろうかなと思ったら、なんと我が家に何故か古い村民だよりの縮刷版があり、そこに載ってました!!
まさに灯台下暗しでした(#^.^#)。

その全文をここに掲載します。
●小笠原村民だより No.140 昭和五十五年九月三十日
一部抜粋
科学技術庁から説明のあった放射性廃棄物の投棄に反対する次の様な決議が採択されました。
 
「 放射性廃棄物の海洋投棄に反対する決議
 当村は、四方を海に囲まれた海洋村であり、また学術上きわめて貴重な資料に富んだ島である。
 全村民が海に親しみ、海と共存している平和な村である。
 この我々の大切な財産であり、友達である海が汚染されることは、我々はいかなる場合でも賛成できない。
 しかるに、最近この海に放射性廃棄物を投棄せんとする計画があることを知った。
 このことは、我々の重要な産業である漁業と観光産業に直接的影響を及ぼすとともに、本村のイメージダウンをもたらす。
 いわば、我々の貴重な財産であり友達を我々から奪うに等しい行為なのである。
 当村議会としては、この放射性廃棄物の海洋投棄に絶対反対である。
 右決議する。
 
   昭和五十五年九月三十日
    小笠原村議会 議長 吉田安敬 」

■先日の父島と母島の意見交換会では、この出来事を覚えている70代以上の方がいて、当時は反対のステッカーやTシャツを作ったとか。(今もまだ残っているかもだそうです)
 
先人たちの村の産業とイメージダウン、自分たちの貴重な財産と友達を奪うことを絶対反対するという強い意思を感じました。
 
当時はパッケージに入れての海洋投棄。
2016年前頃と今回の2026年は地層処分。
核廃棄物の処分方法は違いますが、
遠く離れた、ほとんどの島民が行った事がない島と、
自分達の暮らしを支える海と自然への愛に溢れています♡
 
今回の件で僕も知ることになりましたので、
おかげさまで全文を発掘することができました。
こうして共有することでお礼とさせてください。
本当にありがとうございました!
4月13日の村長からの説明にさらに深みが増しますね!!